ブックタイトルbe-o vol.106(2018.8-9)

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概要

be-o vol.106(2018.8-9)

カラダを芯から考えるシンプルケアPlus1プラスvol.2夏バテ予防の天然冷却剤カラダの内側からキレイになる方法を教えてくれる、忙しく働く女性必見の人気連載!「いつもの生活にプラスワン」を合言葉に、漢方のスペシャリストが身近な食材や摂り入れやすい方法などを紹介します。デザイン/長嶺良太イラスト/徳森由希子ブログありキーワードは「苦味」と「赤」皆さんがよく耳にする夏バテは、大きく二つに分類されます。まずは、「暑さ=熱」による動悸、息切れ、めまいなど。そしてもう一つは、冷房や冷たい食べ物の摂取過多による「湿(体内の余分な水分)」による食欲不振、下痢などです。今回は、前者の「熱」にスポットを当ててみましょう。猛暑により熱が体内に入ると、身体は汗や尿で体温を調整します。体内の水分が大量に失われることで血液が凝縮して「心(心臓)」の負担が増え、動悸や息切れをしやすくなるのです。また、汗をかくと同時に「気力(エネルギー)」も消耗し、倦怠感や脱力感を感じることも。そこで今回は、「心」の働きや体内にこもった熱の発散を助けてくれる身近な食べ物をご紹介。ポイントは『苦味』と『赤色』です。漢方学の陰陽五行説(季節や臓器、感情、色や味などを元に考える養生法)によると、夏の時期、ゴーヤーやフーチバーなど苦味を伴う食べ物や赤色の食べ物が身体に良いと言われています。「熱の色=赤」かつ「心」に良い食材としてトマトや人参、梅干しなどが挙げられます。特に心臓と形が似ているトマトは、心機能を高める効果も加わりさらに◎。苦味や赤色の食材を天然冷却剤として、上手に熱を発散させましょう。また、熱には熱意、熱中などの言葉があるように、意識や思考と深いつながりがあります。ココロがドキドキワクワクすると「心」の働きも活性化!感動や感謝、トキメキでココロを刺激することも夏バテしない秘訣の一つですよ。PROFILEエキスパートファイスティングマイスター中医漢方アドバイザー仲宗根望福岡市出身。夫婦で経営する『SIMPLE LIFE』にて、個々の体質に合わせた漢方薬を提案している悩める女性の強い味方。公式ホームページhttp://simplelife.okinawa苦味食材・ゴーヤー・フーチバー赤色食材・人参・梅干しあなたの体質をセルフチェック!□便秘またはコロコロ便□尿の色が濃い、残尿感がある□イライラしやすく怒りっぽい□熱いお風呂が苦手□赤ら顔、ニキビや吹き出物ができやすい□不眠、よく夢を見る□舌の状態が右同様チェックが多かった人は身体に熱がこもりやすい夏バテ体質ですトマト幅広くアレンジできるトマト。人参やナスなど熱を下げてくれる他の野菜と一緒にいただけるラタトゥイユは特にオススメ。調理法は加熱しても生でも、トマト缶でもOK!舌の状態舌の苔が少なく全体的に赤みが強い舌の苔が厚く、苔の色が黄色舌の先が曲がっている方は要注意!すぐに病院または漢方薬局など専門の方に見てもらいましょう。ホークス大好き!11