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cover interview ラジオパーソナリティ エリナ ~ファッション=戦友~

2019.06.25

車社会の沖縄では、カーラジオがとっても身近な存在。そんな県民にとって、一度は聞いたことがあるであろう声の主、ラジオパーソナリティーの「エリナ」さんに直撃インタビュー!be-o世代ど真ん中である彼女の仕事観&恋愛観に共感する人も多いのでは?Profile 西原町出身33歳。声のプロダクション・株式会社キャラ沖縄所属。ラジオパーソナリティーを中心に、テレビやイベント&披露宴の司会など活躍の幅を広げる。2019年4月より、FM沖縄の『ゴールデンアワー』パーソナリティーに就任!

▶︎Profile◀︎
Profile 西原町出身33歳。声のプロダクション・株式会社キャラ沖縄所属。ラジオパーソナリティーを中心に、テレビやイベント&披露宴の司会など活躍の幅を広げる。2019年4月より、FM沖縄の『ゴールデンアワー』パーソナリティーに就任!


▶︎Special企画◀︎
ファッション大好きを公言するエリナさん。そこで今回、be-oが妄想する様々なシーンに合わせてエリナさんを着せ替えました♪ご自身のコーディネートと、be-oがぜひ着て欲しいと思ったコーディネートでエリナさん初のグラビア撮影にチャレンジ!コーデポイントもチェックして。
   ERINA'sコーディネート     be-o's コーディネート

 




付き合って2年目の記念日。そろそろプロポーズをされてもいい頃?
いつもカジュアル思考の彼が、珍しく「ホテルのディナー」で
お祝いと言ってきた!ということで…。





























   ERINA'sコーディネート

主役は宝石柄のワンピース!襟元にはストーンが付いていてアクセサリーがいらないのもポイント。もう一つ譲れないのは、一目惚れした可愛すぎる靴!どうしても欲しくて買ったけど、このヒールの高さに普段はほぼインテリア…。なので、こんなシチュエーションで活躍させたい☆





広告代理店に勤めるバリキャリ。そろそろ中堅になり、
初めて任された大きなプロジェクトの責任者。
今日はそのプロジェクトのキーマンとなる取引先と勝負の商談!




   be-o's コーディネート
ご本人は「キャラじゃないんですけど〜」と戸惑い気味だったものの、キレイめパンツスタイルを格好良く着こなす姿は流石。バリバリ仕事ができる頼れる姉御コーデ?も、エリナさんが持つ可愛らしい雰囲気で女性らしさがプラスされ、優しげな頼れる先輩風に。



2ヶ月に1回、女子会で集まるいつものメンバー。
今回は、日帰りでドライブ女子旅に行くことに!
動きやすさは重要だけど、女子にも可愛いって言われたい!

   be-o's コーディネート
エリナさんにこのワンピースを着せたい…!と、欲望のままにチョイス。大人可愛めワンピには、ふわふわカールの髪型を。ドライブも助手席なら、足元は歩きやすさより見た目優先!不特定多数の男性からの褒め言葉より、いつもの女子メンバーからの「イイね!」の方が嬉しいことって…あるよね?






どんなときだろうと、どんな場所だろうと、誰といようと、
何をしようと、そんなの関係ない。私が着たい服を、着たいように着る。


   ERINA'sコーディネート
Tシャツに入ってる絵文字が大好き!この絵文字をデザインに入れるセンスに脱帽して即買いしちゃった。実はこれ額縁に入ってて、着ないでアートとして飾る人も多いみたい。額縁に入った状態?でプリントするのか、剥がしたら元には戻らないし、剥がし方でデザインの見え方が変わっちゃう。剥がす瞬間が一番高揚したな〜!



勢いに任せたからこそ 今の自分がある
運命の瞬間は突然やってきた 思い立ったら即決断&行動!
―この業界に入ったキッカケは?  
私はずっとごく普通に過ごしてきて、大学卒業後も夢とかなりたいものとか何もなく普通に就職したんです。役場で二年間臨時職員として働き、その後は専門学校で広報を務めました。実はそれまで、一度もラジオを聴いたことがなかったんですよ。ところが専門学校で働いていた時、営業で使う社用車にラジオしかなくて…。仕方なく聴くことになった(笑)。それが私とラジオの出会いです。  ラジオを聴くようになって、こんなに面白いんだ!とあっという間にラジオファンになりました。その頃の私、仕事に行くのが嫌になってたんですよね。仕事は嫌いじゃないけど、人間関係に疲れていて。そんな時、休憩中に「会社に戻りたくないなー」って車でボーッとラジオを聴いていたら、松山千春さんの「大空と大地の中で」が流れてきたんです。歌詞がすごく染みて、私、平日の昼間っから一人で号泣しちゃって(笑)。リクエストメールの内容とか全然私には関係なかったし、私に対しての曲でもなんでもなかったけど、「この瞬間、この曲が流れたこと」にすごく救われたんです。ここにいても私にはプラスになることはない!って仕事を辞める決意をしました。次の日には辞めるって上司に伝えましたよ。先のことは何も決まってないけど、ラジオが私の背中を押してくれたんです。そして数日後、ラジオから今度は「パーソナリティーを募集してます」ってCMが流れてきて…。これだ!と思って応募しました。それが6年間お世話になることになる、「Radio dub(ラジダブ)」のオーディションだったんです。

新しい世界の入口はトントン拍子時代が後押ししてくれた
―オーディションってどんな感じ?  
まずは書類審査で、履歴書のほかにA4用紙を使って自由に自分を表現してくださいっていうお題がありました。ここを突破しないと意味ないので、とにかくインパクトを残そう!ってめっちゃカラフルにしたのを覚えています。ちぎり絵で(笑)。それでなんとか一次を突破して二次審査に呼ばれたんですけど、その日の会場には私ともう一人だけが呼ばれてまして。私は面接だと思って普通にリクルートスーツで行っちゃったんですよ。そしたら、もう一人の子が私服で来てるんです。それを見た瞬間、しまった〜!って(笑)。パーソナリティーのオーディションだからパーソナルな部分を見るのに、かっちりスーツで来られてもって感じですよね。それから原稿を渡されると隣の子は何やら点とか打ってるんですよ!何もわからないから「すみません、何してるんですか?」って聞いちゃいました。そしたら「読みやすいところで切ってます」って親切に教えてくれて。すごくいい子ですよね(笑)。なるほど〜って思って私も見よう見まねでやりました。その時点で私はすでにちょっと諦めモードで、あー業界の人はやっぱり違うなーって思ってて。  面接だと思って呼ばれた先にはラジオのブースがあって、完全に実践の最終審査でした。一瞬、パニックですよ(笑)。でも、そこですでに吹っ切れていた私は、もはやミーハー気分で「あー!まーちゃんさんだ!ウケる〜」くらいのリアクションをしちゃったんです。ラジオって、声だけでその人を想像しませんか?だから、本物のまーちゃんさんを見て興奮しちゃって。でも実は、その素直な反応が良かったと後から聞きました。  それから、オーディションの内容はあまり覚えていませんが、最後に何か言いたいことはありませんか?って聞かれたんです。実は私、ラジオを聴くようになる前に、一度も聴いたことないクセに「どんなところかな〜」とか思って募集もしてないFM沖縄に履歴書を送ったことがあったんですよ。自分でも何を考えていたのか…(苦笑)。でもその時、せっかく頑張って書いてくれたものなのでって、履歴書を返送してくれたんです。「今は募集してないので申し訳ありません」っていう内容の一筆も添えてあって。だから私、オーディションでこの時の話をして、FM沖縄はなんていいところなんだ!ぜひ一緒に働きたいです!って熱弁したんです。それからもう一つ、当時はAKB48さんが注目されだした頃でした。AKB48さんは「ファンがアイドルを育てる」というところが魅力の一つですよね。それもあって、FM沖縄のスタッフの中に「素人も面白いかも」という空気があったみたいです。「リスナーが育てる」みたいな。だから私はラジオ局側にとってもチャレンジ枠だったのかもしれません。世の中の流れが後押ししてくれたのかな。


一人で頑張らないで一緒に戦うパートナーを見つけて
修行のような3年間! 想像より厳しかったラジオの世界
ーラジオ業界は楽しかった?
オーディションを受けた当時、私は25歳。この業界で25歳からスタートってとっても遅いんですよ。10代の若い子たちが頑張っている中、ポンっと入った私。ラジダブのメンバーも、こうやって採用したからにはなんとか私を「世に出さないといけない」という責任感があったのかもしれません。だから私は結構厳しく育てられました。もちろん、私が何もできないというのが前提にあるんですけどね。最初の3年くらいは相当気合い入れて頑張るよう言われていて、その指導に食らいついていく感じでした。遅くにスタートした私は、人の何倍も努力しないといけないと思っていましたし、周りのスタッフや先輩たちも根気強く指導してくれました。当時はもう、本当に怖くて(笑)。ラジオが楽しいと思えるようになったのは、本当に3年くらい経ってからでしたね。でも、ラジダブのメンバーとは今もとても仲良しで、私に合わせた指導をしてくれた皆さんには心から感謝しています。 最大の挫折と悔しい現実 これからも一歩ずつゆっくりと ―一番印象に残っている出来事は?  私がラジオを少しずつ楽しめるようになった頃、まーちゃんさんが癌で3ヶ月お休みしたんです。もちろんショックでしたが、まーちゃんさんは頑張ってる。だからラジダブは私が守るんだって、ものすごいプレッシャーでした。先輩方もフォローでゲストとして来てくださるんですけど、ホストは私。私がどうにかしないとって思うのに、その力量がない。いい感じに楽しいって思っていたのはただの慣れで、自分にはその力が備わっていないということを見せつけられた瞬間でした。あの時ほど自分を不甲斐ないと思ったことはないし、毎日どうしようって泣いて泣いて…。まーちゃんさんが帰って来てくれた時の安心感は半端じゃなかった。今はそれを与える側になれるように努力したいって思います。

―これからどうなっていきたい?
 本当は10年後のビジョンとか持っていた方がいいと思うんですけど、私は今が精一杯すぎて、今目の前のことを一生懸命やっていくことを第一に考えています。でも、私はラジオがとても好きなので、この仕事をずっと続けていけたらいいな。ラジダブ、ゴールデンアワーとリスナーの世代が変化する中で、私が40代、50代になった時にそれに適した場所で喋れるようになっているのが目標です。

好きになったら自分から! でもホントは肉食男子がイイ(笑)
―最近の恋愛事情は?
今は彼氏いないです。ただただ縁がなく…。特に結婚願望もないので、流れに身を任せようって思ってます。昔は恥ずかしくて好きな人にアプローチなんてできなかったけど、今は人生の時間は限られてるし行かなきゃ損!って考えるようになりました。今、好きになったら自分からって話しましたけど、ぶっちゃけグイグイ来られたら好きになっちゃう可能性めっちゃあります!最近は草食系の人が多いので、私に限らず最近の女の子はあまり押された経験がないと思うんですよ。きっと肉食系にキュンってなるはず。そこで沖縄の男性たちに言いたい!いいなって思う人と付き合える確率、押す勇気を出せば、今はめっちゃ高いよ!…たぶん。だから私にもグイグイきて(笑)。


自分で自分を盛り上げる! 洋服が私のバロメーター
―ビオ読者へメッセージをお願いします。 
ファッション大好き!っていつも言っていますが、私は洋服を選ぶ時テンションが上がるというか、武器を選ぶっていう感じ。内面がにじみ出る外見ってとても大事だと思うので、外見に自分らしさを取り入れていけば、いろんなことがいい方向に行くんじゃないかなって考えてます。例えば何を着ればいいかものすごく迷う日、実は自分の中に何かモヤモヤがあったりする。パッと決まる日は気分も良くてテンションも高め。洋服選びが調子のバロメーターになっているので、私にとってファッションは戦友みたいなものです。一人で頑張るのはしんどいから、ファッションじゃなくても、皆さんもそんなパートナーを作って毎日を過ごしてみてください!




撮影協力 / GERCE

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