iPhoneを駆使する若手フォトグラファーmacotyに学ぶ「スマホ撮影術」
2017.06.23
スマホでいい感じの写真を撮ろう! フォトグラファーmacotyによる “PHOTO GENIC TECHNIQUE”
スマホのカメラで撮影した写真を、SNSにすぐにアップするのが当たり前になっているこの時代。be-oの誌面のほか、県内で活躍中の若手カメラマンのmacotyがiPhoneを駆使しているという噂を聞いて、スマホ撮影術をいろいろ伝授してもらいました!
Q.やっぱり一眼レフじゃないといい写真は撮れない?
A.スマホでも十分いい感じの写真が撮れます
今やスマホのカメラ機能はもちろん、編集アプリがどんどん進化し続けていて、誰でもいい感じの写真を撮れる時代になっています。重たくて大きなカメラを持ちたくない方や、SNSに投稿するだけという方はスマホのカメラで十分だと思います。
Q.SNSで目にとまるような、オシャレな写真を撮りたい!
A.被写体が真ん中にくる「日の丸構図」がお勧めです
「日の丸構図」は見せたいものが真ん中にあるので、ぱっと見て分かりやすく、視線が集中しやすい写真に。難しく考えずにどんな人でも撮りやすいところもいいと思います。自分が撮影するのは、ほとんど日の丸構図です(笑)。迷ったらとりあえず日の丸構図で撮ってみましょう。
Q.被写体が複数の場合は ?
A.三分割構図がお勧め!
料理などのテーブルフォト、人と風景など、被写体が複数あるときにお勧めなのが「三分割構図」。写真を縦に3分割、横に3分割したときの交点に被写体を持ってきます。バランスがよく見える日の丸構図と同様、基本的な構図です。
Q.暗くなる写真は、どうしたらいい?
A.暗く撮影して明るく加工するのがベスト!
撮影時に画面上で明るくすると白とびしたり、暗くすると黒つぶれしてしまうので、後でアプリで加工した方が雰囲気もよくなってお勧めです。スマホの編集アプリは『Snapseed』がお気に入り! 加工した画像をそのまま元画像として上書き保存が出来ます。編集方法は「画像調整」で「明るさ」を上げてから「ハイライト」を下げます(白とび部分を戻す)。あとは「彩度」など、お好みで調整してみてください。
Q.被写体をいい感じに撮れる場所は?
A.やわらかい光の窓際は、立体感のある写真が撮れます
正面から光が当たる順光だと、のっぺりとした写真になってしまうので、横か後ろから光を入れると、輪郭が出て立体感のある写真になります。カフェなどで撮影する際にお勧めなのは窓際。窓が大きいほど、やわらかい光が入るので雰囲気が出ます。また、逆光の場合は撮る角度に光源が入ってしまうとフレア(ぼやっと白くなること)が出たり、被写体が黒くなってしまうので角度に注意してください。
あとは、人物も窓際で撮った方が陰影が出て小顔効果もありますよ。お勧めは窓が大きくやわらかい光が入ってくる車の中です(笑)。
Q.より一眼レフで撮影したように撮るには?
A.被写体に近づいて 背景をぼかす
雰囲気のある写真を撮りたいなら、被写体が際立つように寄って撮影をしてみましょう。最近のスマホのカメラ機能は、近づくと周りがボケるように自動で調整してくれます(※機種によります)。レンズも私たちの目と一緒で、被写体に近づくと周りがぼけ、離れると周りがはっきり見えるようになっているんです。
Q.景色を撮影しても迫力が伝わらない…。
A.「パノラマ機能」を活用してダイナミックな写真に!
迫力のある景色を撮りたい場合や、被写体との距離が近くて全部入りきらない場合は、パノラマ機能を活用してみましょう。パノラマモードでカメラを動かす幅を通常の写真サイズに合わせるだけで、広角レンズで撮影したようなダイナミックな写真を撮ることができます。カメラの動かし方でも写真が変わるので、よりダイナミックに撮りたい場合は、スマホを軸にコンパスのように動かしてください。
今回教えてくれたのは…
macoty(マコティ)
1991年生まれ。宜野湾市出身のフォトグラファー。大学時代に趣味でやっていた写真を卒業後、本格的にスタート。イベントや人物撮影を中心に、Web・広告・スポーツ等、様々なジャンルで活動中。
Instagram:@macoty__n
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