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Cover Interview 糸数美樹 /ミキトニー 『幸せってきっとつながるから!ポジティブな言葉を贈る人が増えたらいいね。』

2018.05.30

30歳を過ぎてますますキュートで愛嬌たっぷり、
沖縄でキラキラ働く女性の代表、ミキトニーこと糸数美樹さん。
自分らしくをモットーに生きる彼女の等身大ロングインタビュー。

 

【ミキトニー×お仕事】
『言葉には力があると思ってる! だから、やりたいことはメッチャ人に話します』

 


―この度be-oは大きな転期を迎えました!ミキトニーは最近変化したことはありますか?

 

「一番は、今年の4月からRBCさんの新番組でMCをさせていただいていること!実はこのお仕事、念願だったんですよ。だから、お声がけいただいた時にはマネージャーと『よっしゃー!やっとだねー!』って大喜び。30歳を超えて新たな仕事に挑戦できる、そんな機会を与えて貰えるってなかなかないのでとっても嬉しかったですね。自分でも内心『このまんま自分いくのかなー、でもなんかもっと成長したいしもっと大きくなりたいな』って思いがあったので、この出会いは私の中でも凄く大きなものでした。もちろん不安もあるけど、それ以上にワクワクするし、このワクワクを無駄にしたくない!って思いの方が強いですね。」


―新番組、本当におめでとうございます!ミキトニーがやりたいことを実現している秘訣は何ですか?

 

「ズバリ、こうなりたい自分を『言葉にする』ってコトです!私、言葉には力があると思ってて。こんな仕事がしたいと言い続けて、今のお仕事に繋がってきたと思うし、それを言った自分に負けたくなくてパワーが湧いてくる。だから、もしこうなりたいってビジョンがあるなら、ゼッタイ言葉にするべきです!

 私の場合で言うと、高校生の時、どうしても沖縄を出たくて。沖縄を出て東京の大学に行きたい!って理由だけで大学を選びました。卒業後、今度はアメリカに行きたい!と思って留学。思い切っているように見えるけど、私は石橋を叩いて渡る派なので、絶対にミスしたくないんです。だから、『これをやる』って決めたら周りに公言して、失敗しないように外堀をしっかり埋めていく(笑)。就職する時、実は最初テレビ局のアナウンサーになりたかったんですよね。結局それは難しくて沖縄に戻ってきたけど、今その時にやりたかったコトが叶ってきてる。だから、言葉にしてきたことは叶えるための力になってるんだと思います。

 もちろん、その分発言にも気をつけてます。仕事をする上で『その言葉を受け取った側が傷つかないように』というのが私のボーダーライン。気にしすぎて何も言えなくなってしまうという葛藤もあったけど、最終的には『私が言われて嫌なことは言わない』という基本に戻って仕事をしています。その中でいろんなご意見は真摯に受け止めて、もし自分の感覚がズレてきたとしたら、それはもう自分が退く時が来たんだな、と。だからこそ、その感覚がズレていないか、いろんな人とコミュニケーションを取ることで日々修正してるんです。」


―新しい仕事も含めて、これからミキトニーがお仕事でやっていきたいことはありますか?

 

「最近何となく思うことがあって。ちょっと大きく出ちゃいますけど、今の日本って沖縄もそうだけど何だか幸福度が下がってません?例えば人の不倫の話だったり、人がヘマした事を騒いでみたり、なんか『この人の嫌な所探してやろう!』みたいな…。それがとっても嫌で。もちろん、こんなこと言ってる私もそんな時期がありました。正直、自分に余裕がないから。もう全部が悪い方向にしかとらえられないと言うか…。本当に苦しくて、美味しいもの食べてても愚痴ばっかり言ってる自分を嫌だなーって思いながらも、でもそうしないと自分のバランスが保てなくて。その時周りにでーじ迷惑かけてたなーとか思うんですけど(苦笑)。そんな時期もあって今の私がいるので、その時の自分を否定はしないです。でも、できればそういうのは少ない方がいい。人が幸せなのを見て『おめでとう、幸せになってね』って、心からそんなポジティブなメッセージを贈れる人が増えたらいいなって今はとっても思うんです。ありがたいことにせっかくメディアの仕事をしているので、その取っ掛かりの1つとして私がそういう風になれたらいいなと思っています。それから、仕事をやるからには私は自分を使ってもらっている、自分を選んでくれたっていう責任感を持っておきたい。仕事のパートナーとはWIN-WINの関係が一番ですよね。」

 

 

『キラキラしてる人となるべく一緒に過ごす!
そんな人たちからいろんなエッセンスをもらってます』

 

 

―素晴らしい!そんなとってもポジティブなミキトニーには、憧れや目標にしている人がいるのでしょうか?

 

「私、ちょっと性格曲がってるんで、憧れとかこの人みたいになりたい!とかはあまりないかも。あえて作らないようにしているという方が正しいかな。自分は自分でいたくて、他の誰かになりたくないんです。だから、何かを見て勉強するとかは正直やってない。というのも、例えば誰かのラジオを聞いて『この人のやり方いいな~』と思ったら、私、真似しちゃうんですよ(笑)。そうやって自分がなくなってしまうのが嫌なんです。」

 

 

 

 

 

 

―なるほど。それではミキトニーのポジティブの源になっているものは何ですか?

 

「それは私が出会った『素敵な大人たち』だと思います。実は20代の頃、歳を重ねることが少し怖くて。だけど30歳を超えてから、ある程度仕事や生活のペースが掴めてきて、周りを見渡す余裕が出てきた。そうしたら、なんだかちょっと楽しい!10年後、20年後の自分がどんな場所でどんな自分になっているのかがとても楽しみになってきたんです。歳を重ねるごとに将来に対するネガティブな要素はなくなってきて。それはきっと、周りに『こんな大人面白い』って思えるキラキラした人がたくさんいてくれたからですね。

 ポジティブなことばっかり言ってますけど、もちろん落ち込むことだってありますよ!じゃなかったら大丈夫?ってなるよね(笑)。でも、落ち込むことはあっても、私は1日で完結させたいんです。なので、『うわぁ、これ結構大きなダメージ食らったぁ!』みたいな時は、友達呼んで話聞いてもらって、喋って飲んで、泣いて忘れる!それぐらいさっぱりいかないとやってらんない。もちろんダメなものはダメだけど、落とし所を探すというか、上手な手の抜き方を覚えてきたのかなって思います。」


【ミキトニー×オシャレと恋愛】
『沖縄の女の人は頑張り過ぎ!だからオトコが甘えるんですよ〜』

 

―周りの人に恵まれているのも、ミキトニーの人柄があってこそですね。ところで、ミキトニーはプライベートでもオシャレ好きだと聞きました!

 

「私、見た目をとっても気にするんですよ。実は昔から、あまり自分の容姿が好きではなくて。だからこそ、高校生くらいからお化粧の仕方や髪型のセット、洋服などとにかく可愛い子から真似してました。さっきも言ったけど、私は気になると真似しちゃうんです(笑)。自分の中で一番印象に残っているのが、高校の時にとっても可愛いくて、みんなが絶賛するミスみたいな子がいたんですよ。ある日、その子がめっちゃ内股で歩いてて。それに気づいてしまったら、いつの間にか私もでーじ内股で『おはよー』みたいな(笑)。見るとこ、そこじゃないだろ!って思う人もいるかもしれないけど、そんな感じで可愛い子を見つけたら『この子のカワイイとこ要素、私が真似できるのど~こだ!』みたいなのを探してました。それをピックアップして自分磨きというか、自分だけでも『完璧にカワイイ!』って思う格好をしていると少し自信になって一歩を踏み出せる感覚があったんです。オシャレは自己満で良い!カワイイと思える自分になることで前向きになれるんだったら、やり方は違うって言われてもそれで良いかな~って。こんな真似なら全然オッケー!
そんなワケで、新しいテレビの仕事は本当にプレッシャー!とりあえず、化粧水にお金かけてみました(笑)!」


―オシャレ女子の鏡のようですね!女子力の高さが伺えるミキトニーですが、沖縄の女性をどう思いますか?

 

「私、沖縄の女の人ってカッコイイと思う。ナチュラルで、自分に向き合ってる感じがします。仕事だったり家庭だったり、好きなことをやる上で大変なことってたくさんあると思うけど、それでも『ここはちゃんと持っておきたい、譲れない』って自分を持っている人が好き。だから、もっともっと自分を解放したら良いのに!って思うんですよ。もっと自由に、正直に行こうぜ!ってね。

 それを考えると、ちょっと一言いいですか(笑)?あのねー!沖縄の男性ども、もうちょっと頑張ろうぜ!と私は声を大にして言いたい。自分のパートナーをもっと大事にせい!と。例えば本当に小さなことだけど、デート中に自分が飲みたいからって自分だけお酒飲んで女性に運転させたり。それから特に夫婦に多い気がするんですけど、ご飯屋さんで奥さんがお会計していること多くない?財布が同じかもしれませんけども。でも、旦那よ。自分はさっさと車に行くってどうなの?そこは男が引っ張ってくださいよ!何で女の人ばっかり頑張ったり、我慢したりしなきゃいけないの?ってそれは本当に切に思います。みんながみんなとは言いませんけど〜!…って、つい熱くなってしまったけど、甘えるのが苦手な女性が多いのも分かるんですけどね、私もそうだし。でもそこを上手く引き出してくれる男性は、やっぱり素敵だなって思います。」


―うちなーんちゅ男性へのカツ!ありがとうございます!そんなミキトニーには、素敵なヒトがいるようで…。

 

「そうですね、すでに結構ぶっちゃけてますけど、今彼氏います!とってもハッピーです。私の誕生日に色々サプライズしてくれたり、スマートなリードをしてくれたり。すみません、ちょっとノロけていいですか?33まで残ってて良かったー(笑)!私自身は、靴の中に付箋紙とか入れて『いってらっしゃい』みたいなイタズラするのが好き。基本的にちょっとツッコミ入れたくなるような、面倒くさいことをしてコミュニケーションを取りたいんですよ。彼とよく話すのは、お互いを尊重し合いましょうってこと。自分に何かをして欲しいではなくて、『今この人はこうして欲しいはずなー』と相手を思って行動しあえれば、上手くいくんじゃないかなと。そんな感じでありたいねって話をいつもしています。私たち、とにかく話し合うんですよ。私もよく喋るイメージあると思うんですけど、彼の方が断然お喋り!最初のデートの時とか彼があまりに喋るから、ちょっとムカついて(笑)。『少しは私にも喋らせてくれる!?』みたいなケンカになったくらい。まぁ、そんな彼だから、この人何考えてるんだろう?みたいなモヤモヤは一切ないですね。もしそんなことがあった時は、『あれはナニ?』みたいなのをお互いにハッキリ聞くし、とことん話し合う。いや、ホント朝の5時まで話し合いすることもあって。さすがに毎日は正直しんどいけど、たまになら良い関係を保つために必要なコトなのかなって捉えてます。」

 

―素敵な恋愛、羨ましいですね。ズバリ、結婚後もお仕事は続けたいです

 

「もちろん続けたいです!仕事をしている自分が好きだから。私の生活を豊かにしているものの1つが仕事だと思っているので、自分の幸せのために必要な要素ですね。そうして幸せそうな自分が、将来の旦那様にもプラスになると思うので。一時期は、恋愛はいらなくて仕事が第一!って思ってたんですけど、その時の自分はちょっとトゲトゲしていたなと今は思います。人間っぽさというか、柔らかさがなかったかな。私が思うハッピーな生活には、仕事とオシャレ、そして恋愛が必須なんだと分かりました。あ、それとお酒も(笑)!」


『仕事したり、子育てしたり、 家のことしたり、 それだけでもう超偉い!だから、自分にご褒美は惜しげも無くあげていいと思うんですよ』

 

 

―最後に、毎日頑張る沖縄の女性にエールをお願いします!

 

「はい!みなさん、自分がやりたいことや良いと思ったことは、もうバンバンやった方が良いよ!仕事している人も、子育てしている人も、家のことをしている人も、もうそれだけで超偉いです!超偉いから、自分にご褒美を惜しげもなく与えて良いと思うんです。それをやるのが申し訳ないとか、贅沢だなっていう感覚は1回ちょっと置いといて。幸せは繋がっていて、伝染するんです!ネガティブな人にはネガティブが寄ってきちゃう。ネガティブってゼロにはならないので、そんな自分を受け入れつつも無理やりポジティブに切り替える。そうしたら、気づけばそれがいつの間にか本当になっているはず。自分の居心地の良い場所にもっと重きを置いて、もっと自分にワガママにいきましょう!」

 


PROFILE

糸数 美樹(ミキトニー)

沖縄を拠点に活動するラジオパーソナリティ、タレント。
エフエム沖縄『ゴールデンアワー』でパーソナリティとして活動し、その他ラジオ・テレビ番組、CM出演や各種イベント司会等もこなす。
底抜けに明るい性格で親しみやすく、老若男女問わず幅広い層から支持を得ている。

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