カラダを芯から考える　シンプルケアPlus1：vol.6 生理トラブルは「当たり前」じゃない！前編

2019.03.25

サラサラ血液になるスパイス

女性は初潮から閉経までの約40年間、月経と付き合っていきます。生理痛が強く鎮痛剤が手放せない人も多いですが、これは痛みを麻痺させているだけなので一時しのぎの絆創膏のようなもの。キツイということは身体のバランスが崩れているサインなので、「いつものこと」だと後回しにしてはいけません。そこで今月から３回にわたり、体質別に対処法をお話しします。今回は生理トラブルの中でも最も自覚が出やすい、血液の流れが滞る「瘀血」タイプについてです。

　まずは、右下のチェック表で自分に当てはまるかを確認してみましょう。瘀血の症状は婦人科系のトラブルを招く原因となります。子宮筋腫や子宮内膜症などを発症すると月経過多や不正出血が起こりやすくなるのもこのためです。滞った血の流れを良くするためには、適度に身体を動かすことが重要！また、このタイプの人は冷えを伴うことが多いので、夏でも湯船に浸かるなどして身体を芯から温めてあげることを心がけましょう。血液サラサラ食材の定番である玉ねぎやニンニクのほか、サンマやイワシなども積極的に食卓に。また女性に人気のスパイス「シナモン」もオススメです。逆に控えた方が良い食材はお肉の脂身やバター、塩辛いもの、アイスなど。これから暑くなると食べたくなるものばかりなので、瘀血タイプの人は食材バランスに十分気をつけてくださいね。