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cover interview 田仲メリアン『Happy は自分でつくる!』

2019.07.25

TVのMCやラジオパーソナリティー、喜劇女優などマルチに活躍する田仲メリアンさん。
いつもパワー全開で楽しそうに笑う彼女の笑顔は、周りの人までハッピーにする力を持っている!
そんなメリアンさんの等身大インタビュー。

MaryAnn Tanaka Profile
U.S.A.生まれ沖縄育ち。アメリカ人の父とウチナーンチュの母の間に生まれ、5歳から沖縄で過ごす。沖縄アクターズスクール、スターライトスクールで歌やダンスを習い、安室奈美恵さんに憧れてかつてはソロ歌手を目指していた。現在は、TV番組「金曜日のゆうわく(RBC)」や「#ハピイレ(QAB)」にレギュラー出演中。10年続くラジオ「mary’s jam」ではメインパーソナリティも務める。

―沖縄での活躍のきっかけは? 
私は小さい頃からバレエを習ったり沖縄アクターズスクールやスターライトスクールに通ったりと、人前に出ることが好きな子どもでした。高校卒業後、チャンスを求めて東京に行きましたが、なかなか思うようには結果を残せず…。上京する時からチャレンジする期限を決めていて、その期間内にチャンスを掴めなければ沖縄に戻ろうと考えていました。なので、自分が決めた約4年間を過ぎた頃、先のことは何も決まっていなかったけど沖縄に戻ってきたんです。
   今はフリーで活動していますが、当初は事 務所に入っていて、事務所からTV番組のリポーターのオーディションを勧められて受けることになりました。リポーター経験はなかったけれど、アクターズでの舞台など「人前に出て何かをする」という度胸は養われていて、未経験だったからこその開き直りも加わった私は、オーディションで「肝の座った子」としてプラスに受け取ってもらえたみたいです。このオーディションに受かり、その後はひたすら現場で学ばせてもらいました。
 今のお仕事には、子どもの頃に習っていたことや東京で経験したこと、沖縄で積み重ねた様々な経験すべてが生かされていると感じています。無駄なことなんて一つもなかった。家族や友人、スタッフさんなど周りの人たちには、本当に心から感謝しています。

―おきなわ新喜劇にも出ていますよね?
そうなんです。新喜劇のスタッフさんが以前テレビでお仕事した時の私のことを覚えていてくださって、今度オーディションがあるから受けてみませんかってお声がけ いただいたんです。わざわざ連絡をくれたことがとても嬉しくて、演技の経験などはまったくなかったけど受けてみました。オーディションにはゴリさんもいらっしゃって、しょっぱなから「声が小さいね」「もっと大きい声出せる?」って指摘されまして…。正直、これは落ちたかな〜と思っていたら合格したんです!分からないことだらけの私に皆さん親身になってくれて、本当に楽しくお仕事させてもらっています。ゴリさんに、「メリアンはコメディエンヌだね」って言ってもらえたことがとても嬉しくて…。舞台もとても楽しいですが、今度はぜひゴリさんと映画に出てみたいです!言霊ってあるって信じてます!「ゴリさーん、映画に出たいで〜す!」言っちゃった(笑)。

ー今までのお仕事での失敗は?
こんなこと言ったら怒られそうですけど、私、失敗しても忘れちゃうんですよね(笑)。もちろん、その瞬間はめっちゃ落ち込むんですよ?でも、考えているうちにだんだん開き直ってきて、「いや、人間だし失敗あるよな」って思い始めてしまい…。最終的には、「いいでしょ、次々!」となり、何年か経つと失敗したこと自体を忘れてしまうという。というわけで実は今、あまり失敗したという記憶がなくて。本当はダメですよね(苦笑)。でもだからこそ、今も頑張ってこの世界にいられるのかもしれないです。


―恋愛するとどうなる?
私、基本的に普段は自分の中の感情とか生活リズムとかいろんなバランスを保って過ごせるんですけど、恋愛が入ってくるとダメなんですよね。好きになってしまうと、どうしたらいいのか分からなくて不安定になっちゃうんです。仕事は楽しいけど、彼氏との時間もちゃんと大事にしたいと思う。それぞれへの力加減がわからなくて、どうしたらいいんだろうって勝手に一人でバランスを崩してしまうんです。  それから、自分では良くわからないですけど、私はダメ男にばっかり惹かれる傾向にあるみたい(笑)。付き合っている時には何も言われないんですけど、別れたことを周りの人に話すと「メリちゃん良かったね、あの人はやめた方がいいと思ってたよ」って言われることが多くて…。あれ?そういうことはもっと早く言ってもらえます?って感じです(笑)。でも毎回少しずつ勉強して、男の人を見る目は上がってきてると信じてます!

―次はどんな恋をしたい?
 好きなタイプはだんだん変わってきました。若い頃は自分より身長が高いなど外見だったり、一緒にいて面白いとかだったりしましたけど、今は何より思いやりがある人がいいなって思います。それから、空気が読める人。私、周りのいろんなことが気になってしまうんですよ。「あの人は面白くない顔してる」「あの人は時間を気にしてる」って。だから、そんな私よりも周りを気にして動いている人を見ると、とても好感が持てます。私もそんな人の前なら、気を遣わずにいられるのかなって。気を遣わなくていいよって言ってくれる人もいますけど、こればっかりは性格だから難しいんですよね。なので、そこを飛び越えてくれるような人がいいです。
 私が人を好きになる時は、素敵だなって思った瞬間から。一目惚れとはちょっと違うけど、最初の一瞬で決まります。お友達になるのか、恋人候補になるのか。これは恋に限らず、いろんなことを直感で決めてきました。

―結婚について。
結婚に対して、すごくプラスのイメージがあるかというと、そうでもないですね。良いところもあれば、悪いところもあるだろうし。結婚して専業主婦に憧れる部分は少しあるんですけど、自分を表現する場がないとストレスが溜まりそう…。主婦ってすごいですよね!朝から晩まで家事をして、お給料がもらえるわけでもなくて、ありがとうもなかなか言ってもらえない…。私は耐えられないかな。正直、怒るというか困ります(苦笑)。褒められて伸びるタイプなので、褒めてくれないとやる気が起きない!それから、例えば結婚して子どもを産んだとしたら、誰かの奧さんになり母になりますよね。自分の親にとっては一生子どもだし、仕事場ではタレントの田仲メリアンになる。その全部が自分で、欲張りだけど私は全部をやりたいんです。そして「誰かの何」ではない、田仲メリアンという一人の女性としてもただただ愛されたい。だから、そのすべてを受け入れてくれる人と結婚したい!ついでにお金も持っていたら、なお良し(笑)。ってそんな人、なかなかいないですよね。今は、仕事をとても楽しくさせてもらっているので、もし結婚しても仕事は続けていけたらなって思います。

―未来の自分と憧れの女性。
 私はラッキーなことに、とても好きなことで仕事をさせてもらっています。それってすごく幸せなことだなって思うんです。だからこれからも与えられた仕事を楽しくやって、「メリアンに任せて良かった」「また一緒にやりたい」って思ってもらえるように真摯に仕事と向き合いたいと思います。ニーズがあればどんなことにもチャレンジしたいです。自分の中にNGを作りたくないんですよ。今までの自分とはキャラクターが違う、ニュースキャスターのようなお仕事にも挑戦できたらいいですね。  憧れているのは、安室奈美恵さん。私は女性から見て可愛いね、綺麗だねって言われるのも嬉しいけれど、何より格好良いと言われることが最上級の褒め言葉だと思うんです。安室さんは容姿だけでなく、生き方そのものが格好良い!多くを語らない感じもまた、キュンとしちゃいますよね。本当に大好きで、あんな風に生き様で格好良さを表現できる女性になりたいって思います。

―ビオ読者へのメッセージをお願いします。
毎日生活をしていたら、どうしてもお仕事とか人間関係とかでツラいことってあると思います。でも、できるだけ我慢しないで自分に素直に生きて欲しいな。優しい人ほど周りの迷惑を考えすぎちゃって抜け出せないのかもしれないけど、今まで頑張ってきたならきっとそれを分かってくれる人もいるはず。だから本当にツラい時は、休んでいいと思います。笑いたい時に笑って、泣きたい時に泣いて、食べたい時に食べる!なるべく自分をギュって狭めないで、リラックスできる部分を作ってあげて欲しいです。

 

衣撮影/飯野亮一 ヘアメイク/照屋美咲 スタイリスト/apice装協力/ベイビー ラヂオ オキナワ ayn’ YOKANG  PEACH JOHN Bou jeloud  ロケ地/YANBARU HOSTEL

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