Lesson5:マイホームを購入するなら、上手な家選びをしたい！

2020.06.25

ミキトニーさんが考える人生の最終目標は家を購入すること！でもせっかく購入するならいい物件がいいですよね。そんな時のために、上手な家選ぶの方法をミキトニーさんと友利先生で解明していきます！

今回の先生/友利真由美先生/
株式会社エレファントライフ代表を務める。以前不動産会社で働いていた経験を生かし、不動産専門の（FP）として「お客さまの不安や疑問に寄り添って手助けしたい」と起業する。これまで350組以上の不動産活用や投資、アパート経営などについての相談を解決してきた。

購入するなら『戸建てorマンション』『新築or中古』どうやって選んだらいいの？

それぞれの違いをよく知ることで、自分はどのような形態の家を購入したいのかがわかりますよ！まず戸建てとマンションの違いからお伝えしますね。

⽴地や広さなどの条件が同程度であれば、⼾建はマンションの１.５倍程度も取得価格が⾼くなります。それだけ⾃⼰資⾦の準備や返済計画もしっかり⾏う必要があります。

そっかー！資金面とか土地のことを考えたらマンションの方が選択しやすいように感じる！でもマンションだともっと広くしたい、とか間取りを変えたい、っていう希望が叶わないから、より自分の理想の家に近づけることができるのは戸建てですよね！

その通り！⼾建ての場合、注⽂住宅であれば設計段階から⾃分の希望を取り⼊れて作ることができるので、理想の家づくりが実現できます。しかしその分こだわればこだわるほど時間もかかりますし、実際に完成してからでないと気づけないこともたくさんあります。⼟地選びや間取り選びは素⼈だから分からない、考えるのが⾯倒くさいと⾔う⽅はマンションを選択される⽅も多いですよ。次は新築と中古について説明しますね。

窓の配置とか眺望、日当たりは後から変えることが難しいので購入する物件の実物を見ることができる中古物件は自分で判断できるのでいいですね♪その点新築はコンセントの配置とかキッチンの大きさとか、私たち素人からしたらイメージ図を見せてもらっても分からないことが多いですよね。その時にアドバイスとかしてくれたら嬉しいけど…。

そうですね。そんな時のためにも、新築物件を希望する場合はモデルハウスなどを見学する際に担当者と仲良くなっておくこともとても大切ですよ♪

見学ポイント①：担当者と仲良くなる！

担当者と仲良くなっておいて損はありません。むしろ、仲良くなることで様々な細かい情報を教えてくれたり、その後のやりとりがスムーズになるのでお得です！例えば、モデルハウスを見学に行った際、アンケートなどの質問事項にきちんと答えておくこと！そうすることで購買意欲があると感じ取ってもらえるので詳しい話を聞くことができます。

見学ポイント②：モデルハウスを鵜呑みにしない！

モデルハウスはとても素敵で、「こんな家に住みたい！」と感じるかもしれませんが、実はオプションが満載なんです。すべて標準装備で家を建ててしまえば、モデルハウスとは程遠いとてもシンプルな家に。壁の絵柄や居心地のいい床、使い勝手のいいキッチンまで、担当者にこれはオプションかどうか一つ一つ細かく確認することが大切です。

見学ポイント③：家具は実際のサイズで考える！

モデルハウスに置かれている家具は、部屋を広く見せるため、基本的に小さめのものが多いです。ということは実際の必要な家具のサイズを部屋に置くとどうなるのか、しっかりと予想することがポイント！ウォークインクローゼットなども形によっては収納力がないこともあるので、しっかりチェックしておきましょう。

ディベロッパー*によって設備のグレードが全然違うので、そこを担当者に確認して知っておくと役立ちますよ♪

＊ディベロッパー＝不動産開発業者のことで、大規模な宅地造成や再開発事業、オフィスビルの建設やマンション分譲といった事業の主体となる団体・企業のこと

モデルハウスがあんなに素敵なのは、いいオプションがたくさんついてたからなのかー。とにかくたくさんの物件を見に行ってしっかり確認しながら、違いを知ることが大切ってことですね！

購入するときに、将来的に売りやすい家を見極めるには？

●ファミリー層が買いやすい家の間取り、広さであること！

シングルで家を購入する人もいますが、圧倒的に多いのはファミリー層です。ということは、家族で住みやすい広さ、平均的3LDKの80平米はあるといいですね。

●周りの環境が整っている

通勤や通学、周りにショッピングモールがあるなど生活環境が整っている箇所は、マンション戸建てに関わらず、とても人気があります。

●今後の土地の将来を見据えること！

人口が減少している今、どこのエリアがずっと人気を保てるかを見極めることが大事なポイント！土地の情報を得るという意味で下調べをすること。例えば将来小学校などが近くにできることを下調べで知っておけばお得ですよね！

特に道路建設の予定がある土地は、発展する可能性大なので注目ですよ！ネットや市役所でも情報が載っているので調べてみる価値ありです！あと重要なのは流動性のあるリセールバリュー*です！たくさんの人が欲しい！と思うような家を購入することで将来売るときにも現金化しやすくなりプラスになる可能性が高まります。

＊リセールバリュー＝取得した財産を再び売却したときの価値のこと

土地や物件などは、今見える範囲ではなく、将来のことも見据えて購入することが大切なんですね。

Q:リフォームとリノベーションの違いは？

「リフォーム」とは、基本的な間取りや⽔回りの場所などを変えずに、壁紙や床などの古くなった内装を新しくしたり、⽼朽化したキッチンやお⾵呂などの設備を新品に取り替えたりすること。「リノベーション」とは、壁などを壊して間取りを⼤きく変更したり、キッチンやお⾵呂などの⽔回りの場所を変更したりすること。家を広くする増築もリノベーションに含まれます。例えて⾔うとリフォームはお化粧、リノベーションは美容整形⼿術のようなものです。中古住宅を選ぶ際に頻繁に出てくる⾔葉なので、違いを知っておくと便利です。